有縁物故者追善供養祭
2022/10/12
心地よい秋晴れの日々が続いておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか?
セントラホール横浜葬儀社の式場総支配人の髙橋です。
さて、10月7日(金)当社で「有縁物故者追善供養祭」(ゆうえんもっこしゃついぜんくようさい)を開催致しました。
「有縁物故者追善供養祭」(ゆうえんもっこしゃついぜんくようさい)とは、春と秋、年二回開催し、昨年当社でお送りさせて頂いた故人様に対して、ご住職様にお越し頂きお経をあげて頂く法要になります。
この供養祭は私達葬祭スタッフが、日々お客様と接していく中で、故人様に手を合わせる機会がなかなか取れませんので、当社スタッフとして、また、葬儀社で働くものとして供養の心を捧げる場を作ろうと先代社長からはじめた法要になります。
時代背景と共にお葬式の形式も変わります。昭和、平成、令和と時代変化の中で、「家族葬」や「直葬」と言われるお葬式の形式が増えてきました。
直葬で送り出したご遺族様の中で、「お葬式を終わった後に一度も法事を行っていないけど故人は無事あの世に行けたのだろうか。」と心配なお心を持つご遺族様が増えて来られてきたのもこの頃です。
供養祭はそういった経緯背景を経て、ご遺族様をお招きし、読経供養で故人のご冥福を願う大法要と変化していきました。
今日にとってこの供養祭は、「故人様を送る」立場にとって忘れてはならないもの。それは、我々葬祭に携わるものとして、故人様の冥福を祈ると同時に、ご遺族様の安穏を祈る。宗派や宗教は違えど、「誰か」のために手を合わせる。
供養祭を通して、祈りや願いの心を忘れないよう。=お葬式を開催する意味を見失わないように来年もその先も開催し続け、この「法灯」を守り続けていくことも、葬祭に携わるものとしての使命と感じています。おかげさまで一度も途切れることなく今年で39年目の開催となります。
コロナ禍の前はご遺族様をご招待させて頂いておりましたが、先日の供養祭は私達スタッフで故人様のご冥福を祈り、手を合わせ、ご焼香をさせて頂いております。コロナ禍が落ち着き、以前の日常が再び訪れましたらご遺族様をご招待し、共にご冥福をお祈りできる供養祭を開催できることを願って。 合掌。