スタッフブログ

2023/10/22

残暑も厳しい夏がやっと終わりを告げて少しずつ涼しくなってきた今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか？

セントラルホール横浜葬儀社の三浦です。

今回ブログ初投稿となりますので少し自己紹介をさせていただきます。

今年二月に入社して八月より晴れて葬祭師となりました。

まだまだ未熟者ではありますが、皆様が素敵なお見送りをできたと感じていただけるよう日々精進してまいりますのでよろしくお願いいたします。

さて本題ですが、毎年秋に行われる伝統的な仏事で十夜法要というものがあります。

主に浄土宗の仏事の一つですが仏教の中でも重要な行事として位置づけられております。

浄土宗で大事にされている“無量寿経（むりょうじゅきょう）”という経典の中にある「現世での十日十夜の善行は仏国土での千年の善行に勝る」という言葉に倣い10日10夜に渡り阿弥陀如来に感謝の念仏を唱える法会です。

前述の10日10夜は旧暦の10月5日の夜から明けて15日の朝まで（今の暦で11月5日の夜から15日の朝まで）となります。時代が下るにつれて日数が減っていき現在では最終日を15日の朝に合わせ3日3夜、1日1夜などで行われることが多くなってきました。

十夜法要は正確には“十日十夜別時念仏会”と呼びますが、“お十夜”、“お十夜会”、“十夜講”、“十夜念仏”などと短縮して呼ばれることもあります。

なお“お十夜”などの短縮された読み方は俳句の秋の季語にもなっています。これは法要を行う時期が全国的に秋であることから秋の句を詠むときに使用される言葉となったのです。皆様も“お十夜”で一句秋の句を詠んでみてはいかがでしょうか。

さて、今回は念仏の尊さを知り、感謝の気持ちとともに善行に勤しむ法会“十夜法要”をご紹介させていただきました。

当社セントラルホールではご葬儀の相談はもちろん、法要などのご相談も承っております。何かご不明な点、ご心配なことがございましたらお気軽にお電話やご来館いただければと存じます。

これから短い秋を経て寒い冬がやってきます。皆様体調を崩されませんようご自愛ください。